東洋医学の視点で整える
東洋医学の考え方は
一言で言ってしまえば
自然界の法則を
人に当てはめたものです。
「人も自然の一部」
と考えます。
東洋医学の視点で考える上で大切な部分を、出来るだけわかりやすくまとめてみました。...
『不妊のお悩み』であっても
基本的には同じです。
東洋医学の視点で
『心と身体』が整っている事が
妊娠しやすい状態に繋がります。
心と身体を整える
心と身体が整っている状態は
現代医学の視点で
数値が一定の基準内に
収まっている事と
一致するとは限りません。
特に不妊治療、妊活は
『心』にかかる負担が大きい
傾向があります。
ついついスマホで妊活とか不妊治療の事調べてしまうのですが、どうしてもマイナス方向の事ばかり気になってしまって「次も失敗したらどうしよう」とか「このまま子供が出来なかったらどうしよう」とか考えてしまいます。最近は考えすぎなのか、眠りも浅くなってきていてお腹は空くのに思ったよりも食べられないような感じです。お通じも出てはいるんですけど、すっきりしません。。。
不安な事や悩みがあって考え込んでしまうのは
誰しもがある事です。
これらの「心の変化」によって
食欲や睡眠、お通じの不調まで
自覚しているような状態は
『心』の変化が『身体』にまで影響を与えている
と考える事が出来ます。
不妊治療に限った話ではないですが
「人に相談しにくい悩みを抱えている」
状態は、自分が思っている以上に
身体に影響を与えているのです。
経絡治療を継続する事で
心が楽になれば、身体も整います。
何となく身体が軽い、深く息が吸える等
「心地よい」と感じるはずです。
身体が整っていれば心に余裕が出てきます。
そうすれば自然とよく眠れるようになりますし
食欲も出て、お通じもスッキリでるはずです。
これは『妊娠しやすい状態』に近づいていると
考えて良いと思います。
過去には
不妊治療が上手く行かず
一旦身体を休めようと思い
当院に通われていた方がいらっしゃいましたが
数ヶ月治療を継続していく中で
自然妊娠されたというケースもございます。
不妊治療や妊活を意識し過ぎると
自分の事は後回しになり
不妊に効くとされるものは何でも試して
心と身体に負担をかけている方も
見受けられます。
まず何より大事な事は
自分の「心と身体を整える」事です。
陰陽の調和
不妊治療や妊活が
他のお悩みと大きく違うのは
必ず相手が必要だという部分です。
東洋医学的に考えるのであれば
男性（陽）と女性（陰）の調和
が必要不可欠になります。
だからこそ、可能であれば
ご夫婦で継続して治療受ける事を
推奨しております。
その際は是非、別々にお越し下さい。
それぞれにお話をお聞きすると
ご夫婦でお互いに
妊活や不妊治療に対しての
熱量の差を感じているという方が
非常に多い印象です。
しかし、実際の所は
お互いがベストを尽くそうと考えている
ケースがほとんどです。
では、なぜお互いに熱量の差を感じてしまうのか
単純な話で
生活を共にしていれば
どうしてもお互いに
心に余裕がない時も出てきます。
心に余裕がなければ
ちょっとした気持ちのすれ違いが
心配や不安に繋がります。
わかり合えてないと感じてしまうものです。
心と身体を整えて
気持ちに余裕ができれば
相手に合わせるゆとりもできます。
お互いにゆとりがあれば
気持ちが通いやすくなります。
陰陽の調和が取りやすくなるのです。
生理周期だけで
タイミングを図るのではなく
お互いの気持ちが通うタイミングも
とても大事な要素です。
妊活や不妊治療に限らず
夫婦生活を送る上でもとても大事な事です。
これは自然妊娠のみならず
不妊治療に進んでいる段階でも
同じ事です。
いつから鍼灸を受ければ良いか
よくあるお問い合わせに
不妊治療の段階や
治療頻度に関してがあります。
これから妊活や不妊治療を始める方も
既に不妊治療を始めていて
タイミング法、人工授精、体外受精
と、ステップアップされている方も
どの段階でも大丈夫です。
強いて言うのであれば
出来るだけ早い方が良いという位です。
長い期間不妊治療を
継続されている方であれば
身体にも負担をかけ続け
複雑になっている傾向があります。
本来の心と身体に戻していく為には
経絡治療を無理のない範囲で継続して
ゆっくりと整えて行く必要があります。
これは人によって全然違いますので
一概にどれくらいとは言えません。
治療を継続していく中で
思ったよりも早い段階で
整って来る事も大いにあり得ます。
ひとつ混同されがちな認識として
当院で行う鍼灸は
卵子や精子の状態を
良くする為の
局所的な治療
不妊に特化させた治療
ではありません。
基本的には、治療内容は一緒です。
当院で行う日本の伝統鍼灸は脉診流経絡治療と呼ばれるものです。どのような流れで東洋医学的に診断し治療するのかまとめています。
...
心と身体を整える事によって
結果的に卵子や精子の状態も
健康な状態に整いますが
器質的な問題
先天的な問題
には思ったような効果が
出ない事もあります。
自然妊娠をご希望の方でも
現代医学の視点での診察を
ご提案する事もございます。
また、経絡治療は不妊治療中だけに留まらず
妊娠中、出産後のケア、お子さんへの小児鍼と
長い期間対応できます。
出産後は身体は大きく変わります。
そして、生活環境も変わります。
お子さんを育てるという事は
常に気を使っている状態が続くので
心も身体も消耗しきってしまいます。
不妊治療や妊活の段階から
継続して治療出来ると
その後の身体の変化も追いやすく
日常のケアにそのままお力になれます。
不妊や妊活に関してのご相談は
年々増えてきております。
その人に合ったお体の状態に導く為に
東洋医学の視点はとても大切です。
まずはお気軽にご相談下さい。
